築45年の木造住宅の耐震診断をしにいってきました。
フルリノベーションで
耐震断熱共に補強をご希望されています。
昭和53年頃に建てられているので旧耐震の建物です。
基礎はおそらく無筋コンクリートだろうなぁ。
と思っていたところ
鉄筋探査機がピーピー鳴ったので
もしや鉄筋入ってる!??
と思ったのですが
なぜか1mおきに反応する。
鉄筋にしてはなさすぎるし。
アンカーボルトにしては多すぎるし。
何なの??
と思っていたんですが。
室内の畳をめくって
内部から基礎をみてみると
基礎に鉄筋がプスプスと
ちょうど1mおきくらいに刺さってる!
コンクリート打設の時に設置する
セパレーターでした。
昔は鉄筋を使ってたんですね
基礎の外部側は洗い出しの仕上げがされていて
見えなかったけど
中から見たらピーピーの正体がわかりました
そうですよねぇ、鉄筋入ってないですよね
耐震補強で必要箇所は補強しましょう
工事予定の工務店さんも一緒に調査同行頂いたので
基礎寸法確認のため手をお借りしまして
掘り掘りしてもらいました
測ると
布基礎自体の高さは450mmあるのに
地面からの立上りは200mmで低い
けどこれは直しようがないし
軒は十分深く出ている
白蟻調査では蟻道もなく
地面も乾いていて床下状態は良好◎
ということで
雨ハネなどで外壁や土台廻りがいたむリスクは
低いと判断
クラックは1mmを超えるものが3か所
基礎は部分的な補強で最小限に抑えるのが一般的ではありますが
基礎補強を全外周部するなら
床下エアコンもできるかも?!
どうせ防湿コンクリートの打設も必要だし
なんて考えたりして
それもイイネイイネと思ってました
でも待てよ。
そうすると床下がただでさえ低いのに
もっともっと低くなってしまいます
点検できなくなりそうなので
水廻りだけでも点検経路を確保できるようにしようか
工務店さんと相談してみることにします。
無駄に費用がかかりそうだし
却下になりそうだな~
さあ、楽しみですね!
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